自販機飲料は180円に…「来春まで確実に上がる!」悪夢の「ニッポン物価高」40年ぶり3.4%アップで「生活防衛」3つの方法 (2/3ページ)
2つ目は、2月に始まったウクライナ危機の影響で食料の値段が上がりました。今年の4月、10月と大きな値上げラッシュがありましたが、これまでの値上げは、この2つの流れが反映されたものです。円安の影響が価格に乗るのは1月など、年明け以降と考えられます」(加谷珪一氏=以下同)
10月20日、32年ぶりに1ドル=150円台まで値下がりし、その後も円安が続いている。しかし、その円安が本格的にモノの値段に反映されるのは、まだまだこれからだという、恐ろしい予測となっている。
10月28日、岸田文雄首相は来年1月以降に家庭の電気代を約2割、ガス代は約1割を軽減することなどを盛り込んだ「総合経済政策」を発表したが、円安の影響は、どのように物価に反映されるのだろうか。
「円安の影響は、一番輸入の金額が大きいものにはっきり表れそうです。基本的にはガス、石油、石炭などといったエネルギーは輸入に頼っており、現在も発電のコストが上昇しています。来年になるとさらにもう一段階値段が上がると考えられます。岸田首相の経済対策も年明け以降の値上げを見越した支援策なのではないでしょうか」
電気代は、1か月に使用した電力量以外にも、「燃料費調整額」という、燃料費の上昇に応じて加算されたり、燃料費が下落すれば差引されたりするシステムによって、ダイレクトに燃料代の高騰が反映されている場合がある。東京電力の場合は、電話のみで受付している、旧プランの「従量料金B」は燃料費調整額の上限が5.13円/1kWhとなっているが、新プランでは上限が撤廃されている。
「エネルギー以外では、輸入に依存している小麦も間違いなく値上げされるでしょう。円安が効いてくるため、来年の春までは確実に物価が上がり続ける。