自販機飲料は180円に…「来春まで確実に上がる!」悪夢の「ニッポン物価高」40年ぶり3.4%アップで「生活防衛」3つの方法 (3/3ページ)
そこから先は、全世界的に物価上昇していくか、円安に振れるのか、円高に振れるのか、その時々の状況によって変わってくるのでまだ分かりません」
■インフレから当面の生活を守る3つの方法
国民にとって悪夢のような物価上昇、インフレーションの影響を最小限に抑えるために、消費者はどう行動するべきなのだろうか。加谷氏は、「正直な話、インフレから逃れる術は誰にもありません」と話す。その上で、生活を守るためにできることを3つ挙げてもらった。
「1つ目は、”買うのを我慢する”ことです。ただ、食費を我慢しすぎると健康を害する可能性があるので、あまり無理はできません。もうやっているかもしれませんが、毎年の家族旅行を辞めるなど、支出を諦めるということですね。
2つ目は、”世帯の収入の絶対値を増やす”ことです。パートに働きに出たり、既に働いている場合は副業をするなどして稼ぎの絶対値を増やす、といった手もあります」
インフレから当面の生活を守るためには、財布の紐を固くし、収入を増やすことが重要のようだ――。さらに、食品や電気代など生活必需品は値上げが既に始まっているが、まだ大きくは価格変動が起きていない商品もあるようだ。
「3つ目は、モノによっては値上げのタイミングが少し後になるので、値上げ前の今のうちに買っておくことですね。電気代や食品代はすぐに値段に反映されるのですが、家電やスマホなどは、新しいモデルが出るタイミングなど、やや遅れて値上げされる傾向があります。
現在、家電やパソコンなどの買い替えを検討されている方は、待たずに買ったほうがいいと思います」
庶民の生活に余裕が生まれる日は来るのだろうか――。
加谷珪一(かや・けいいち)
経済評論家。東北大学卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンドで投資業務、企業評価に従事したのち独立、コンサルティング会社を設立。現在は『NewsWeek』や『President Online』などで経済、ビジネス、金融など幅広いトピックについて執筆している。