清原果耶『霊媒探偵・城塚翡翠』「セーラー服にキス待ち顔」も低空飛行!それでも「ファンサドラマで終わらない」ワケ
10月30日に放送された『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)で、主役の城塚翡翠を演じる清原果耶(20)が、キス待ち顔やセーラー服姿を披露し、話題になっていた。
同ドラマは、第20回本格ミステリ大賞受賞などミステリー賞の5冠を達成した、相沢沙呼氏の人気小説『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社)が原作。霊媒師の城塚翡翠と、推理作家・香月史郎(瀬戸康史/34)が難解な事件と向き合っていく。
この日の内容は翡翠が千和崎(小芝風花/25)と訪れた香月のサイン会で、「学校で起きている連続殺人事件を解決してほしい」と香月に頼む女子高校生・藤間菜月(當真あみ)と出会う。菜月が通う高校では、写真部の女子生徒2人が相次いで絞殺されていた。
翡翠は香月や捜査一課の刑事・蝦名(須賀健太/28)と共に現場をまわると、翡翠の降霊の結果や、図書委員の藁科琴音(長澤樹/17)の証言から、写真部の3年生が容疑者に絞られるが、そんな中、新たな事件が起きてしまう……という内容。
翡翠がキス待ち顔をしてみせたのは、最初に香月と訪れた事件現場の公園でのこと。翡翠は被害者の女子高生と犯人は親しい関係だったのかもしれないと推理し、それを再現。翡翠はベンチで香月の横に座ると「相手が好きな男性なら女性は無防備になるかもしれません。こんなふうに目も閉じちゃうかもしれません」と言って目を閉じると、キスを待っているかのような表情をしてみせた。
■清原果耶を愛でるだけのドラマ?
さらに2人は高校の写真部を訪れるのだが、ここで翡翠はセーラー服姿で登場する。女子写真部員たちがモデルになってほしいと言い出したためだったのだが、これも話題になり、ツイッター上では「やばっ、きゃわいすぎる」」「視聴者へのサービスタイム!」など、絶賛の声が多くあがった。
今回は指摘どおりのサービスシーンが多めなうえ、清原果耶が迫真の演技を見せる降霊シーンもあり、見ごたえのある回だった。しかし、視聴率を見ると、世帯平均で5.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、少しさびしい数字になってしまった。キャストは万全、内容も申し分ないのだが……。
表面的に見ると、単に清原果耶を愛でるだけのドラマと思えるかもしれないが、面白くなるのは、これからだろう。公式サイトのキャッチには“すべてが、伏線。”と書かれている。そのとおりで、毎回、事件を解決するルーティーンの中で、メインの“透明な悪魔”事件につながる伏線が巧妙に散りばめられているのだ。
たとえば今回の放送では、透明な悪魔による殺人事件で、遺体が漂白剤で洗われていたことが分かった。これらつながったとき、物語はどんな盛り上がりを見せるのか? お楽しみはまだこれから、というわけなのだ。
清原はサービスショットだけでなく、毎回の降霊シーンで、本当に別人が乗り移ったかのようなすさまじい演技を見せている。透明な悪魔編が本格的に動き出したとき、清原がどんな翡翠を見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。(板橋六郎)
■変幻自在の清原果耶
1話の中でさまざまな表情を見せる清原。その演技の幅は恐ろしく広い。
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※画像は『霊媒探偵・城塚翡翠』公式インスタグラムアカウント「hisui_ntv」より
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