俺たちの泰時、和田合戦の恩賞を辞退!北条泰時の真意に源実朝はじめ一同感激【鎌倉殿の13人】 (2/3ページ)
自分が戦ったのはあくまでも……俺たちの泰時かく語りき
「修理(しゅり。泰時)殿、いかがなされた」
恩賞の辞退を受け付け、大江広元(演:栗原英雄)は戸惑います。合戦で武功を立て、適切な恩賞に何の不満があるのでしょうか。
「いえ。此度は何も聞かず、返上させていただきたい」
「いえいえ。そうは参りませぬ。鎌倉殿のご裁定に不服があるなら、はっきり申されませ」
「いえいえいえ……」
なんて押し問答が続き、あまりのことに源実朝(演:柿澤勇人)が尋ねました。
「恩賞に不満がないなら、なぜ返上しようなどと申すのだ。どうか教えて欲しい」
「鎌倉殿たっての仰せとあらば……」
仕方なく泰時が話すところによると、
「此度の戦さ、和田殿は鎌倉殿に弓引いた訳ではなく、敵はあくまで父上(北条義時)でした。それがしはあくまで父を守るために戦っただけですが、他の御家人は(父でもない≒本来守ってやる義理もない義時を守るため)数多く討死しました。だから、それがしの返上した恩賞は討死した者の遺族にあてて下さい」
なるほど、それはもっともだ……感心した実朝ですが、そんな泰時だからこそ何もなしとは忍びないもの。
「そなたの思いはよく解った。遺族には手厚い補償を約束しよう。だが、そなたに与えた分についてはどうか我が厚意として受け取って欲しい。