元日本代表・城彰二が語る「カタールW杯」サッカー日本代表「予選突破」シナリオ&「日本代表スタメン」最強布陣
11月21日、サッカーのカタールW杯が開幕する。前回大会ではベスト16に進出するなど善戦した日本代表は、今大会、どんな戦いを見せてくれるのだろうか。
「日本は、グループ予選でドイツ、コスタリカ、スペインが相手の“死の組”。森保一監督の下、キャプテンを務める吉田麻也(34)が、どこまでチームを引っ張れるかがカギになるはず」(スポーツ紙記者)
ドイツ、スペインは優勝候補に挙げられる強豪国。日本は厳しい戦いとなる。
「世界の強豪国が、しのぎを削る戦いはW杯だけ。予選は、3戦とも見逃せない戦いになるでしょうね」
こう語るのは、フランス大会のエースで元サッカー日本代表の城彰二氏。予選突破のため、注目すべきは日本代表の攻撃陣だという。
「まず、MFの鎌田大地選手(26)。今季は絶好調で、ドイツ・ブンデスリーガで12得点を挙げています。そして、左サイドの久保建英選手(21)。先日のケガの不安が残りますが、個人技がズバ抜けて素晴らしく、攻撃の要となってくれるはず」(城氏=以下同)
控えの選手も重要だ。
「強豪との試合では主導権が握られ、後半が勝負になる可能性が高い。そこで切り札となるのが“ジョーカー”のMF三苫薫選手(25)。日本屈指のドリブラーで、個人技で好機が作れる頼もしい存在です」
■決勝トーナメントへ…大事な初戦はドイツ代表
では、そんな日本代表のW杯予選は実際、どんな戦いになるのだろうか。予選は4チームの総当たり戦で、勝利で3点、引き分けで1点取れる“勝ち点”を、多く獲得した上位2か国が決勝トーナメントへ進める。
「日本が予選突破を狙うなら、最低でも1勝2分けの勝ち点5が必要。それ以下だと、予選突破は難しい」
大事な初戦の相手は、ドイツ代表(11月23日)。城氏は「実力は断然、ドイツが上。個々の身体能力が高く、パワーで押し切る戦術も得意で、日本代表が苦手なタイプ」と分析するが、勝機はあるという。
「攻撃の中心であるFWレロイ・サネ選手がケガで離脱、守護神のGKマヌエル・ノイアー選手も故障中と、チーム状態はよくない。勝ち点のチャンスは十分にあります」
強豪ドイツ相手でも、引き分けは最低条件。試合のキーマンとなるのは、ボランチの遠藤航選手(29)だ。
「彼は、ドイツ・ブンデスリーガで“デュエル(1対1のボールの奪い合い)”で年間トップになった実力派。ドイツのパワーに攻守両面で対抗してくれれば、大きなプラスになります」
■コスタリカ戦、スペイン戦を攻略するには!
第2戦はコスタリカ代表(11月27日)。GKケイラー・ナバス選手を中心とした守備型のチームで、ガチガチの“守り合い”になる可能性が高いようだ。
「コスタリカは、敵に攻めさせてからボールを奪って反撃する“カウンター”が得意。ただ、パス回しなど攻撃時のミスが多く、そこが逆に日本のカウンターチャンスとなるはずです」
そんな展開で生きるのが、右サイドの伊東純也選手(29)。50メートル5秒8の俊足で敵陣へ切り込み、アシストやゴールが期待できる。
「予選の中で、コスタリカ戦が一番、勝てる確率が高い。ここで、しっかりと勝ち点3を取りたいですね」
■予選突破に向けて最重要な最終戦
第3戦はスペイン代表( 12 月1日)。パスを巧みにつなげてゴールを奪う“超攻撃型チーム”だ。
「勢いに乗せると、スーパープレーの連続で、あっという間にゴールを量産される可能性もある。中でも、FWアルバロ・モラタ選手の決定力は驚異的です」
予選突破に向け、最重要となる最終戦。当然、ここでも引き分け以上が求められるが、スペインリーグでのプレー経験もある城氏は、不可能ではないと語る。
「スペイン人選手は気分屋が多いので、うまくいかないとチーム内でもめたり、急に集中力を切らしたりします。DFの吉田麻也選手(34)を中心に守備を徹底して、スペイン代表のイライラを誘発すれば、攻撃のチャンスも生まれるはずです」
奇跡を起こせるか!?
【画像】フランス大会エース・城彰二が選んだ「日本代表スタメン」
