『西遊記』の沙悟浄は河童ではなかった!?中国の古典はいかにして誤読されたか (2/4ページ)
沙悟浄とは何者か
そもそも、沙悟浄とはどういう素性のキャラクターなのでしょうか。少しおさらいしましょう。
実は、彼は過去に、『西遊記』の主人公である三蔵法師を9回も殺害しています。何を言っているのか分からないと思いますがこれは本当のことで、沙悟浄は首に三蔵法師の髑髏を9つぶら下げているのです。
もともと彼は「捲簾大将(けんれんたいしょう)」(天帝の近衛兵の大将)という天の役人でした。しかし天帝の大事にしていた皿をうっかり割ってしまい、鞭打ち800回の罰を受けた上に姿も醜く変えられて地上へと追放され、砂漠のど真ん中の「流沙河(りゅうさが)」に落とされました。
彼はやむを得ずそこに住み着きますが、飢えに耐えられなくなると、地上に出て人を食べるようになります。