『西遊記』の沙悟浄は河童ではなかった!?中国の古典はいかにして誤読されたか (3/4ページ)
さて、三蔵法師は、はるか西の天竺(インド)に仏教の経典を求めて旅をしていました。が、いつも沙悟浄に食べられ、転生してまた旅をしては食べられるということを9回繰り返していました。
しかし10回目に三蔵法師と沙悟浄が遭遇する前に、沙悟浄は観音菩薩から諭されて「三蔵法師という僧侶にお供せよ」と命じられます。
で、次に出会った時には孫悟空や猪八戒にやり込められたこともあり、三蔵法師についていくことになったのです。
ああ勘違いでは、そんな沙悟浄がどうして日本では「河童」という設定になったのでしょうか?
沙悟浄の住んでいた「流砂河」は水の流れる「河」ではなく「流砂の河」のことで、水辺ではなく砂漠に近い場所でした。しかし日本では水の流れる河として誤解されてしまい、水辺に住む妖怪といえば「河童」だろうというイメージから「沙悟浄=河童」になったようです。