両生類が絶滅の危機。カエルの精子を冷凍保存し絶滅を防ぐ計画 (3/5ページ)
こうした技術を使って、個体群の遺伝子管理や、人の手で育ててから野生に還す個体の数・健康・生存率を改善できれば、種を絶滅から救う最高のチャンスが得られます
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絶滅の危機に瀕しているスタッタリングバードフロッグ/ image credit:Zoos Victoria・さあ、カエルの精子を集めよう
パロット氏は、この精子冷凍技術をオーストラリアでもっとも希少な両生類「バウバウフロッグ(Baw Baw frog)」や、絶滅寸前の「スポテッドツリーフロッグ(Spotted Tree Frog)」や「スタッタリングバードフロッグ(Stuttering Barred Frog) 」に使っている。
カエルの精子を冷凍保存するには、まずそれを採取する必要がある。これはそれほど難しくはない。カエルにホルモンを注射すれば、尿と一緒に排出されるからだ。
「2時間ごとに小さなガラス製のカテーテルで、精子を集めます」とパロット氏は説明する。
あとは尿から精子を分離して、量と質の検査をしてから、大切に保管する。そのカエルが死んで数十年が経ったとしても、精子は相変わらずメスに求愛することだろう。