【更年期に関する調査】イメージと実態が異なることが明らかに。専門家が教える更年期との付き合い方は? (5/5ページ)

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更年期の症状を知られたくない、症状が出ても我慢する人が少なくないことについて、南雲先生は「更年期の症状はいつか終わるからと我慢を重ねる人が少なくない」と言います。

そんな人に向けて、「かつては諦めるしかない時代もありましたが、今は違います。たくさんの情報を得て、しっかりと正しい対処ができるようになっています」と語ってくれました。



また、「霞が関ビル診療所」に勤務する婦人科医の丸山綾先生は、「更年期症状は個人差が大きく、症状が重く日常生活に支障を来すのであれば、『更年期症候群』という病気としての治療も可能」とコメント。

ホルモン補充療法が一般的で、漢方治療を選択・併用することもあるそう。ホットフラッシュの場合、1~2週間で症状の軽減を感じられることが多いようです。




出典:ツムラ


「人に知られたくない」と感じている人も多い更年期の症状ですが、調査では男女ともに7割~8割が「更年期症状に対する知識を得ておきたい」と回答しています。

そのためにも、不調を感じたら我慢するのではなく医療機関を受診して医師に相談するのがよさそうです。


更年期は人生100年のうちの10年、症状を我慢せず専門家に相談を


南雲先生は更年期について「人生100年時代。その中の10年もの長い時間を、 不調に何も手を打たず、諦めて生きるのは、あまりにももったいない」と話してくれました。

つらい症状をただ我慢するより、治療を受けて楽に過ごせるならそのほうがQOLの高い人生になりそうです。

漢方薬も選択できるそうなので「更年期症状を治療する」という選択肢も前向きに考えたいですね。
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