「失敗を愛する」 大病や失敗を乗り越えられる人はどう困難と向き合っているのか (1/2ページ)

新刊JP

「失敗を愛する」 大病や失敗を乗り越えられる人はどう困難と向き合っているのか(*画像はイメージです)
「失敗を愛する」 大病や失敗を乗り越えられる人はどう困難と向き合っているのか(*画像はイメージです)

私たちの人生は常に平坦ではなく、大小さまざまな壁が立ちはだかる。そして、その困難を乗り越えるために考え、動いたときに初めて成長できる。

34歳のときにステージIIIの精巣がんが見つかり、即手術。その後も狭心症で心臓を手術したり、頚髄損傷を負ったりするなど、病気やケガに悩まされた。また仕事においても、大規模なシステム開発で納期に間に合わず、訴訟沙汰になりそうになったこともあった。
それでも立ちはだかる困難を乗り越え、挑戦を続けた。がんの手術から2年後、会社から独立をして自分のビジネスを立ち上げ、1人で年商1億円を稼ぐまでになった人物が奥村哲次氏だ。

奥村氏は困難を克服する力を「乗り越え力」と名づけ、成長し続けるために必要なことを『乗り越え力: 僕ががんから生還して年商1億円フリーランスになった理由』(日本ビジネス出版刊)という一冊の本にまとめた。

■失敗こそ愛する。乗り越える力を身につけるための土台

奥村氏は本書の冒頭で、こう述べている。

苦しみは、それを乗り越えることで自分を成長させてくれます。苦難を乗り越え、それを成長の糧に変えていける力があれば、人生は何倍も楽しくなります。そして、それはちょっとした心の持ち方や考え方を変えることで身に付くのです。(p.6より引用)

困難を乗り越え、人生を楽しくするためには、心の持ち方や考え方を変えたり、身につけることが大事だ。
しかし、それを阻む心理もある。「失敗」に対する恐れだ。

どんなに小さな挑戦であっても、失敗はつきもの。そして、その失敗が怖いと思っている人も少なくないだろう。
しかし、奥村氏は失敗したからこそ、前進があると述べる。そこで大切なのは、失敗をしたプロセスを分解し、一つ一つ点検していくことだ。「ここで躓いた」というポイントを発見し、それをどう改良するか。多くの反省点から、教訓を得る。成功せずとも、大きな成長ができる機会なのだ。

「「失敗を愛する」 大病や失敗を乗り越えられる人はどう困難と向き合っているのか」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧