「副総理、そんなにはっきりやっちゃっていいのか、とは思いましたね」長澤まさみ主演『エルピス』の現場で【俳優・山路和弘独占インタビュー】(2) (3/3ページ)

日刊大衆

■鈴木亮平の役作りに「驚いたこと」とは?

――第1話では、鈴木亮平さん演じる大洋テレビの官邸キャップ・斎藤正一が「森友止めてます」と山路さん演じる大門に言い、大門が「当たり前だろ!」と、感じ悪く返す場面がありました。『ちむどんどん』とは180度変わった悪人ですが、周囲から反響はありましたか?

 まあ確かに、悪いのが出てくると、知り合いからLINEが来ますね。"あーまた悪い人やってる”って(笑)。

 ただ、僕は大根監督がすごく好きなので、やっぱり楽しかったです。撮影では、台本に何にも書いてないところで”はい、ここ大門います”と急に言われて、他の人がメインのシーンで自分もいなきゃいけないとか、”あ、ここでこう喋ります"といったことが前日に来たりしました。

――長澤まさみさんや、眞栄田郷敦さんとは現場でお会いしましたか?

 2人と一緒の撮影はなくて、鈴木くんばっかりでした。

 鈴木くんは、やっぱり今までこのドラマのために色々やっていたんですよね。テレビ局の報道部の記者で、政治家と仲が良くて……っていう人物を演じるにあたって取材をしていて。
その取材をこう、自分で思い返しながら役に入っているっていう時間がありました。そうした場面を見て、すごくいい役者だなと思いました。

■プロフィール
山路和弘(やまじ・かずひろ)
1954年6月4日生まれ、三重県伊賀市出身。1979年、劇団青年座に入団。俳優、声優、ナレーションなど幅広く活躍。2010年度第36回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞。2017年度毎日芸術賞を受賞。また、2021年3月、第15回声優アワードで外国映画・ドラマ賞を受賞している。吹替の担当俳優はジェイソン・ステイサム、ウィレム・デフォー、アル・パチーノ、ゲイリー・オールドマンなど多数担当している。

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