「人間はキズがあるほうがいい」知の巨人がつづった人間論 (2/2ページ)

新刊JP

一方、Sと同学年のTは地味で目立たない生徒で、中学を出ると二流の専門学校を経て、二流の企業に就職した。さらに、閉鎖するかどうかという部門の責任者にされてしまった。

ここからTはがんばり、火の玉のように働いた。そして3年が経ち、新しい製品の開発につなげて廃部のきまっていた仕事に花を咲かせ、大学出を尻目に副社長にまでなったという。今はトップでなくとも、気長にかまえながら、チャンスが来たら一気に飛び出る。勝つために必要なものは何か、示唆に満ちたエピソードである。

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本書には、外山氏の34の言葉にそれぞれ短いエピソードが付されている。

どんな人にも後悔や失敗、恥があるものだが、そういったキズがあるからこそ幸せになれることもあるし、人間としての魅力も高まるものだ。
「人間力」を養うための言葉が詰まった本書を通して、自分自身を見つめ直すのもいいのかもしれない。

(新刊JP編集部)

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