「悩むことは時間の無駄」 切り替えが早い人は困難とどう向き合っているのか (3/4ページ)
それも病気をしたことがきっかけとなっているのですか?
奥村:そうではなく、自分でビジネスを立ち上げることはそれ以前からの目標でした。30歳のときの人事面談資料の目標・夢の欄に「36歳までに社長になる」と記載していたこともあります。
前職ではプログラマーから始まり、システムエンジニア、プロジェクトマネージャー、会社のグループリーダー、グループマネージャーと7年間でどんどん昇進していきました。その中で役割と責任を痛感しながらも、この先のポジション、つまり経営者になったときに見える景色はどんなものなのかという興味を抱いたんです。
――では、最初はその興味から社長を目指すようになったんですね。
奥村:そうです。ビジネスの中身よりも興味が先行していました。そして、起業の2年前に、大きなシステム開発のプロジェクトでチームを組織し、全工程に携わり、無事にリリースできました。このことが、自分なら起業できるという確信につながりました。
今はサーフボードのビジネスを仕掛けようと思っているのですが、そこでは「資本家の目線とはどういうものなのだろう」という興味が沸いています。
――チャレンジをしていく中でどんどん興味の目線が高まっているわけですね。そうした目線の高め方ができる秘訣を教えてください。
奥村:もともと昔から「この人は何を言っているんだ?」と思われるような規模の大きなことを言うタイプだったんです。27歳で工場をやめてIT業界に転職するときも、友人から「今からITは無理じゃないか」と言われましたが、自分としては言ったからには絶対に実現しよう思って、実際に有言実行しました。
大きなことを言うと批判されたりもしますが、その批判には何の生産性もありません。今やりたいことがあったらどんどん言うべきですし、どんどんやっていくことが目線を高めていく秘訣だと思います。
また、もう一つあります。経験した上でそれを発信すると、言葉に重みが出てきます。いわゆる説得力ですね。