古代ギリシャとローマでは、汗まみれのアスリートの体の垢が人気商品だった (1/4ページ)
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古代ギリシャやローマでは、アカスリのようなものをつかって、オリーブオイルで体をこすり、汗や汚れを落としていた。
こすり落とされたこの体の垢、とくにアスリートの体から出たものは、治療効果があると考えられており、当時人気商品だったという。
アスリートの汗や皮膚からこそげ落された垢を自分の体に塗って、彼らの活力と健康にあやかろうとする崇拝者たちに販売されていたのだそうだ。
・古代ギリシャ・ローマ人の体の汚れの落とし方
古代ギリシャやローマでは、清潔を保つということに関する考え方は、今とはかなり違っていたようだ。
精巧な配管システム、温かい公衆浴場、水洗トイレなどの衛生施設でローマ人は有名だったが、これは石鹸が発明される前のことだ。
石鹸ができる前、彼らがどのようにして体の汚れを落としていたかと言うと、ストリジルというアカスリのようなものだ。
これは、ローマ人だけでなく、それ以前のギリシャ人やエトルリア人にも使われていた人気の道具のひとつだ。
一般的なストリジルは、飾りのないシンプルな青銅でできていたが、裕福な人たちは、銀や錫(すず)で作られた、豪華な装飾のついたマイ・ストリジルを使っていた。
彼らは、運動や公衆浴場に行く前に、体にオリーブオイルを塗りたくって、ストリジルでこするのだ。
奴隷たちは、湾曲した金属のストリジルを使っていて、余分なオイルや汗、汚れをこすり落としていた。