古代マヤの建造物は一周期を260日とするマヤ暦に合わせて作られていた (2/4ページ)
その中の1つである「アグアダ・フェニックス遺跡(Aguada Fenix)」は、スペインに占領される以前のマヤ地域においては史上最大の建物で、かつては天文台だった。
そうした建物の多くが、260日周期暦の夏至・冬至などの特定の日には、ちょうど日の出や日没に向かいあうよう配置されていることが、今回の調査で明らかになっている。
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ちょうど日の出の方向へ向いたブエナビスタ遺跡 / image credit:Takeshi Inomata
こうした発見は、少なくとも紀元前1100年頃のマヤがすでに天体に関する高度な知識を持っていたことを明白に示す初の証拠だ。
また同時に260日周期の暦が使用されていたことを裏付ける最古の証拠でもある。
この発見により、これまで文字の記録から知られていたより数世紀前からそれが使用されていたことが明らかになった。
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AGUADA FENIX 3D アグアダ・フェニックス遺跡の3D映像・260日周期古代マヤ暦と太陽系周期の関連性
「古代マヤ暦」や「ツォルキン」と呼ばれる260日周期の暦は、メソアメリカ文化圏特有のもので、1から13の数字と20種類ある曜日を組み合わせて1年(260日)とする。
1年をこの日数に定めた理由ははっきりしない。