4月の「義務化」前に知っておきたい!ペナルティあり?どこがお得?プロが答える「マイナ保険証」の素朴な疑問 (2/2ページ)

日刊大衆

「作り方は、1.インターネット、2.郵送、3.証明写真機の3種類があります。郵送の場合、12桁の個人番号を記載した通知カードと一緒に送られてきた交付申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼り付けて、指定の宛先に送る。引き換え用のハガキが届き、指定場所に取りに行くことになります」(前出のライター)

 詳細はネットの『マイナンバーカード総合サイト』で確認してほしい。

Q.医療費が上乗せされない以外に、マイナ保険証にメリットは?

A.過去の投薬履歴や特定健診といった医療情報が反映されるようになる。

「たとえば、特定健診で判明した数値が、同意すれば医師に伝わりますので、かかりつけ医でなくても、より的確な診断が受けられるようになります。交通事故などで、急に病院に搬送されたときなど、非常に有効ですね」(前出の牧氏)

 また、設定された医療費の上限を超えた費用が免除される高額療養費制度も、利用しやすくなるという。

「69歳以下の人が、高額療養費制度を使う際、病院の窓口で手続きする必要がありますが、マイナ保険証なら自動的に適用される。申請し忘れて損をすることがなくなります」(前同)

Q.マイナ保険証の心配される点は?

A.「マイナンバーには、ゆくゆく預金額から学歴まであらゆる個人情報が統合されるとの報道もあり、国民の不信感は払拭されてません。実際、2017年度からの5年間で、3万5000人以上のマイナ情報が漏洩しています」(前出の社会部記者)

Q.失くしたり、盗まれて、悪用される可能性は?

A.現在も、マイナ保険証のシステムには、個人の健康状態など多くの情報が取り込まれている。ITジャーナリストの三上洋氏が危険性についてこう解説する。

「実は、マイナカードそのものにデータはほとんど入っておらず、悪用の可能性は大きくはありません。ただし、パスワードや暗証番号を書いている紙を一緒に紛失したり、盗まれた場合、悪用の危険性が高まります」

 パスワードと暗証番号があれば、詳細な個人情報が記載されている『マイナポータル』にアクセスすることができるからだ。

「ネットバンキングやネット証券の開設、携帯電話の契約などに使われる可能性もあります」(前同)

 現在発売中の『週刊大衆』2月6日号では、マイナ保険証に関する今さら聞けない疑問に徹底的に答えている。

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