逆転の発想で空き家を介した関係性づくりを進める「さかさま不動産」にて初の離島 沖永良部島支局がスタート~2月8日に開局イベント開催へ~ (2/3ページ)
さかさま不動産:https://sakasama-fudosan.com/
島特有の移住のハードル
沖永良部島にある知名町の人口は、2018年1月には6,075名でしたが、2023年現在5,629名と減少傾向。空き家は町内21集落に約300軒あり、今後も増えることが予想されています。
移住促進と空き家活用が目下の課題となりますが、離島の特性として、陸続きの地域と比べて島内のコミュニティが限られているため、ならではの生活習慣や人間関係に配慮が必要となります。また不動産業者がほぼなく、物件を探すにも、島の関係性の中から人づてが基本となり、物件を見付けられずに移住が進まないケースも起きています。
沖永良部島支局始動へ
沖永良部島支局を立ち上げるのは、離島での場づくりの最前線を担う「一般社団法人ツギノバ」。鹿児島県沖永良部島と北海道利尻島の南北2つの島にて、”みんなの未来をつなぐ場所をつくる”をコンセプトに、空き家バンクや場づくり、移住定住対応などを展開しています。
離島にこそ必要なさかさまの仕組み
沖永良部島支局では、以前から人の情報を流通させる仕組みは離島にこそ相性が良いと考えており、昨年末にさかさま不動産でマッチングした事業者を回るさかさまツアーに参加。想いを起点とし自発的に生み出すコミュニティの在り方に触れ、沖永良部島支局の立上げを決めました。
チャレンジ精神を持つ人の想いを可視化し、島民との関係構築を丁寧にフォローすることで、「島民は移住者の人となりを知りたい」「地域文化との相性が心配」「移住希望者は志を持つ人が多い」等のニーズに対応するワンストップモデルを目指すこととなります。