年収1000万でも手元にお金が残らない人の問題点とは (1/2ページ)
高収入の一つの目安となるのが「年収1000万円」。
ビジネスパーソンにとって、誰もが頭の片隅にある数字である。
しかし、年収1000万円を得るようになると、果たして生活は豊かなのだろうか。もちろん、それは人による。そしてそのほとんどが「マネーリテラシー」にもよるのである。
今の日本の課税制度は、収入の高い人に対してあまりにも厳しくなっています。
高所得者を狙い撃ちにするような税制改正が続き、年収1000万円の人でも税金や社会保険料を引いた手取りは700万円台前半となっています。
『脱・高収入貧乏』(永田智睦著、幻冬舎刊)は高所得者をめぐるこんな実態を指摘。高い収入を得るためには努力が必要な一方で、思い描いたような生活を送れていない、としている。
実際、日本の年収1000万円の人は驚くほど資産を築けていない。「老後2000万問題」が取り沙汰されているにもかかわらず、令和3年に行われた金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」〔二人以上世帯調査〕によると、年収1000万円~1200万円の二人以上世帯の金融資産額は資産2000万円未満が約59.2%、1000万円未満が35.4%となっている。年収からすると、もっと多くの資産を築いていてもおかしくないはずだ。
その理由はさまざまだ。外食や旅行、子どもの教育費などで出費がかさむケースもあれば、仕事が多忙で、必要最低限のマネーリテラシーを身につけておらず、怪しい儲け話に乗って損をしてしまったケースもある。もちろん、収入の多さから家計意識を持たずに使いたいだけお金を使ってしまっているケースもある。
■ボーナスでゆるんだ財布のヒモは何ヶ月も締まらないしかし、いかに高所得者でもお金ついてのリテラシーは必要。資産を残したかったら、高所得者こそお金との向き合い方を考えるべきだろう。
たとえば、会社勤めの高所得者であれば、ボーナスは高額になる。このボーナスによって金銭感覚が狂ってしまう人は案外多いのである。