物々交換文化、Wi-Fi問題、そして“心の余白”―コロナ禍で始めた「東京-山口の二拠点生活」を通して見つけたもの (2/5ページ)
アドビは“世界を変えるデジタル体験を”というミッションを掲げているので、きちんと連携したら今よりも自分が考えていた活動を加速できるんじゃないかと思ったことが理由ですね。
決断の際は悩まれたりはしましたか?いろいろ悩みましたね。フリーの間は自由に過ごしてきたので、組織のルールの中で働くことが自分の性格に合うのかなとは思いました。けれど、ありがたいことに多種多様な文化のチームであったが故に、ルールといいますか、ベースになる部分は“お互いをリスペクトする”というところくらいだったんです。
あとは、最初に上司から「自分の会社、自分が経営者だと思って決断して」と言われて、その時に「あ、私ここだったらハマるかもしれない」と思ったんです。最終的に決断した決め手はその一言でした。
その時の決断は間違ってなかったなというのは入ってから感じますか? そうですね。一人ではできなかったことができるのは大きいですし、特に文化背景が大きく異なる人が集まっているチームなので、出てくるアイデアに多様性がある。偏っていないというのはすごく大事なことだと思うので、そういった部分でも良かったなと感じます。■東京と山口での二拠点生活を決めたきっかけ
そこから現在は、東京と山口で二拠点生活をされているとのことですが、何がきっかけだったのでしょうか? 日本って本当にすばらしい国で、クリエイティビティがものすごく高いんですよ。でも、外からの評価は高いのに、内側の評価は低い。私自身、それがすごくもったいないなと感じていたので、元々は海外に拠点を持って生活をすることで、日本とのコミュニティをもっと繋げることができればと思っていたんです。 元々は日本ではなく海外で考えていたんですね。そうなんです。ただ、自分たちが生きる時代に新型コロナウイルスの流行で世界が大きく変わって、人との距離を保たなければいけない状況になったじゃないですか。