2022年中国スマートフォン市場における市場販売シェアを発表〜中国市場でのスマートフォン販売はこの10年で最低の水準に〜 (3/5ページ)

バリュープレス

一方で、前年同期比では、Android端末の各社のように、二桁の落ち込みとなりました。Huaweiは2021年の低水準から持ち直して第4四半期は前年同期比15%の伸びとなりましたが、同社は未だ5G対応機種を提供できておらず、この点が今後の見通しにおける大きな懸念点となっています。

主要各社は、独身の日におけるインターネット通販祭りで、これまで以上に販売プロモーションを行いました。また、この販売プロモーション期間を利用して過剰在庫の整理も行った結果、スマートフォン販売は単月では大きく伸びたものの長続きせず、12月にはCOVID-19の急拡大を迎えてしまいました。

中国のCOVID-19政策の突然の転換に対して市場は無防備でしたが、再開への動きは予想より迅速に進んでいます。国内の社会生活が正常化するであろう2023年の第2四半期には、中国のスマートフォン売上は前年同期比で増加に転ずる可能性があると考えられます。

その一方で、消費者心理の改善は、経済の回復よりも時間がかかる可能性があります。特に収入の面での心配が尾を引きそうであり、年内にスマートフォン売上が爆発的に伸びることは考えにくいと予測されますが、それでもある程度の市場の回復は期待できると私たちは考えています。


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