交尾が好きすぎて睡眠不足で死んでしまうヒメフクロネコのオス (1/4ページ)

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交尾が好きすぎて睡眠不足で死んでしまうヒメフクロネコのオス
交尾が好きすぎて睡眠不足で死んでしまうヒメフクロネコのオス

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 オーストラリアに生息する「ヒメフクロネコ(Dasyurus hallucatus)」のオスは、その可愛い顔とは裏腹に、異常に性欲が強く、交尾のしすぎで死んでしまうのだそうだ。

 ヒメフクロネコは小さな猫くらいの肉食有袋類だ。西オーストラリア州やノーザンテリトリーなどに10万匹ほど生息しているが、その数は急速に減少しており、絶滅の危機にある。

 交尾をすれば個体数も増えるのでは?と思いがちだが度を越した性欲が命取りとなっている。オスは交尾に夢中になるあまり、睡眠不足で死んでしまうことすらあると、オーストラリア、サンシャイン・コースト大学の研究チームが報告している。

・絶滅の危機に瀕しているヒメフクロネコ
 有袋類であるヒメフクロネコの数が激減しているのは、オスの異常な性欲のせいではなく、外来種のオオヒキガエルが侵入してきたことが主な理由だ

 このカエルには毒があり、食べたり、攻撃したりしたヒメフクロネコは死んでしまう。

 ほかにも捕食獣に襲われたり、生息地が減少したりしていることも、ヒメフクロネコを危険な状況に追いやっている。

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Saving the northern quoll from cane toads

 ヒメフクロネコが絶滅の危機に瀕している理由はほかにもある。オスのすごすぎる性欲だ。

 個体数が減少しているのなら、交尾が好きすぎるオスの習性が生息数の維持に好ましいのでは?と思うかもしれないが、実はそうではない。
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