水に浮かばないし沈まない。まったく新しいタイプの氷を作成。宇宙で自然形成されている可能性も (3/4ページ)
今のところ、中密度非結晶氷が低密度や高密度の氷とどう関係しているのかよくわかっていない。
コンピューター解析などからは、その構造が液体の水に似ていることが明らかになっている。もしかすると、水だったのときの無秩序な原子の状態がそのまま残っている可能性もあるという。
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Medium-Density Amorphous Ice (MDA)・木星の衛星に存在する可能性
地球では初のお目見えとなった中密度非結晶氷だが、太陽系のどこかには昔から存在していたとしてもおかしくはない。
例えば、木星を公転している「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」といった氷の衛星だ。
これらの衛星は、木星の強力な重力に引っ張られている。これがまるでボールミルのように、衛星の氷を引きちぎっているかもしれない。
ただし今のところ、こうした衛星で中密度非結晶氷は見つかっていないので、当たり前に形成されるわけではなさそうだ。
だが何か条件がととのって、ボールミルのようなさらなる力が加われば、この不思議な氷が作られてもおかしくはない。
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・探査機がこの不思議な氷を発見する可能性も
研究チームは今後、電子顕微鏡や加速器のエックス線などで、中密度非結晶氷の構造を詳しく調べる予定であるという。
また中密度非結晶氷が本当に木星の氷衛星にあるとすれば、それは鉱物などと密接に関連しているだろうと考えられる。