ワニの遺伝子をナマズに移植することに成功。ハイブリッドな「ワニナマズ」で感染症予防対策 (2/4ページ)
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・ナマズにワニの遺伝子を移植することで強くなった「ワニナマズ」
そこでダナム氏ら研究チームは、遺伝子編集ツール「CRISPR」で、ワニのカテリシジン遺伝子をナマズに移植した。
するとナマズは病気に強くなり、確かに感染症の予防効果があったという。
ナマズの水槽に2種の病原菌を入れてみたところ、ワニ化したナマズは普通のものより2~5倍も生存率が高いことが確認されたのだ。
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・繁殖能力がなくなるため、生態系を乱す恐れもない
なお、ワニの遺伝子は、ナマズの生殖ホルモンに関係するゲノム領域に移植されている。このおかげで、ワニ化したナマズは繁殖することができないという。
だから万が一、ナマズが養殖場から逃げ出しても、自然環境で増えて生態系を乱してしまう心配はない。
この移植方法はナマズを感染症から守るだけでなく、不必要な繁殖も防げて、一石二鳥な方法なのだという。