実は海外でも人気の和製スイーツ「羊羹(ようかん)」その原型と発展の歴史をたどる (3/4ページ)

Japaaan

国内外で愛される羊羹

現在のような寒天と甘いあんこを使用した羊羹が作られるようになったのは、一般市民にも砂糖が手に入りやすくなった江戸時代後期のことでした。

現代では冷たくて喉越しの良い水羊羹などもあって、夏にも美味しくいただけるスイーツというイメージがありますが、昔は冬のおせち料理の菓子メニューの定番でした。

というのも、羊羹は作る過程で「冷やす」という作業が必要だったからです。それが現代は、冷蔵技術の進歩によって、どんな季節でも羊羹を楽しめるようになったのです。

芋ようかんとあんこ玉

このように、中国から伝わり日本で独自の発展をした羊羹ですが、戦時中に満州や韓国に伝わったことをきっかけに中国に逆輸入もされています。

この、逆輸入された和製スイーツは中国ではヤンカンと呼ばれ、定番の小豆や栗だけでなくサンザシなどのフルーツが入ることもあるようです。

また羊羹はヨーロッパでも食べられており、パリには羊羹を専門に扱うお店があったり、羊羹オンリーのイベントが開催されることもあるようです。

日本で進化した羊羹は国内のみならず、全世界を魅了しているのです。

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