有村架純の“孤独”との向き合い方。映画『ちひろさん』とリンクした「今自分が伝えたいこと」 (2/5ページ)
ただ、ちひろさんは少しニュアンスを間違えると「何でも受け入れてあげるよ」みたいなキャラクターになってしまうので、あくまでそんなに人に興味がない……自ら踏み込んで手を差し伸べるっていうよりも、人との距離感に粘度を感じないようなカラッとした人柄になるようには意識しました。
――映画を観ていると、すごく有村さんにぴったりだなと思いました。ちひろさんというキャラクターを演じてみて、感じたことはありますか?
ちひろさんにはちひろさんにしかない考え方や行動があるので、私にはない視点で物事を見ることができたのはすごく新鮮で勉強になりました。
ただ、私自身が過去に人との距離感に悩んでいた時期もあったので、「自分自身の心地のいい場所っていうのはどこだろう?」というのを20代の間に学んだ今、それが身について、ようやくここ三年ぐらいの間に見つかったように思うんです。
なので、ちひろさんのような“風通しの良い生き方”っていうのが、ちょうど撮影をしたくらいには分かるようになりましたね。
■「孤独ってそんなに怖くない」有村架純の孤独との向き合い方
――「ちひろさん」は孤独であることを大切にしているキャラクターですが、一般的に孤独であることは「寂しいこと」「怖いこと」と捉える人が多いように思います。有村さんは「孤独」に対してどのようなイメージを持っていますか?
私は孤独に対するネガティブな気持ちというのはあまりないです。もちろん、人と関わることによって気持ちが豊かになることはあると思いますが、無理して周りの価値観を大事にし続けて、人と関わることはしなくてもいいんじゃないかなと。
人に合わせる必要もないし、人を傷つける生き方さえしなければそれで良い。ちひろさんに実際救われている人がいるわけだし。正義のヒーローにならなくても、周りがヒーローだって思える存在って、すばらしい生き方だなと、私はうらやましく思います。
それに、人はみんな孤独だと思っています。