有村架純の“孤独”との向き合い方。映画『ちひろさん』とリンクした「今自分が伝えたいこと」 (3/5ページ)

マイナビウーマン

パートナーがいたとしても、結婚していて夫婦だとしても、人は多分死ぬまで孤独。人と人が分かり合うには、どれだけ時間をかけて、積み重ねていたとしても、知らない部分もあったりする。考え方だってどんどん変わっていくし……。

ふとした時に孤独を感じるというのは、生きていたら誰しもがあることなので。そう思ったら孤独ってそんなに怖くないかなって。

――孤独であることを大切にするちひろさんと少し似ているかもしれませんね。

そうですね。よく「この仕事って孤独な戦いだよね」というのを、役者仲間もそうですし、監督にも言われていました。主演をさせていただく時は特に。

私自身、私生活を穏やかに過ごしたいタイプで、気持ちに波があるよりもフラットで居たいと思っているので、そこの感覚はちひろさんと同じだなとは思います。

――なるほど。ちひろさんは「距離感の見つめ直し」をできる作品かなと思ったのですが、演じる前と後で有村さん自身の人との距離感に変化はありましたか?

私はそもそも人にも物にもそんなに執着しないです。物を失くしてしまったらショックですけど「今までありがとう!」「さよなら!」という気持ちで(笑)。

人との縁に対しても「今じゃないんだな」と思える性格なので、その時は「もっとこうだったら良かったのかな」と思うことはあっても、人との出会いも別れもタイミングだと思うし、必要ならばまたその機会は舞い降りてくるかなと。人との距離感というのは、私は潔いタイプかもしれません。

■“心のままに生きる”ために大切な線引き

――ちひろさんは人によって態度を変えることなく、心のままに生きているキャラクターですが、そういった生き方に憧れつつも実際は難しい……という人も多いように思います。「心のままに生きること」を有村さんはどのように思いますか?

「心のままに生きる」と言っても、そこには守るべきものや秩序というのはあると思います。例えば、“心のままに”と言っても、自分の言葉選び一つで相手を傷つけてしまうこともある。

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