「楽しい」は「手伸ばし」から?日本神話に起源を持つポジティブな日本語 (2/4ページ)
このように、普段から何気なく使っているこの「面白い(おもしろい)」という言葉は、実は日本神話に起源を持つ日本語なのです。
「面白い」の「面(おも)」とは、「面(おもて)」のことで、顔や目の前が白くはっきりとした様子を表していています。そして、この言葉の起源は、日本神話にまつわる「天岩戸隠れ」という有名なエピソードが元になっているといわれています。
神話では、「太陽神である天照大御神(アマテラス)が天岩戸に隠れてしまい、それによって世界が暗闇に包まれ、世界が乱れてしまった」と伝えられています。
世の中を正常化し、治安を良くするためには、再び世の中を光に満ちた明るい世界にしていかなければなりません。そこで、神々は、天照大御神の隠れてしまった岩戸の前で、賑やかに宴を催し、その中央に芸能の神である天宇受売(アメノウズメ)を歌い踊らせました。