子どもや高齢者だけでなく地域にも様々なメリットをもたらす幼老複合施設 (2/2ページ)

心に残る家族葬

また、介護スタッフの子どもを幼老複合施設に預けられる点も、スタッフの働きやすさに大きな影響を与える。重労働になりやすい介護や保育のスタッフだが、高齢者と子どもが交流することで、高齢者は子どもがうまくできるよう手助けしようとしたり、子どもは高齢者の意欲や笑顔を引き出したりと、それぞれがスタッフの役割を分担することもあり、スタッフの負担低減に繋がる。

■幼老複合施設のリスクや注意点

一方で、幼老複合施設では感染症、事故のリスクに注意しなければならない。子どもも高齢者も、感染症に対する抵抗力が低い。そのため、集団感染を起こすことがないよう、交流の際には手指の消毒をはじめ、細心の注意を払う必要がある。また、認知能力や身体能力が低下した高齢者と、判断力の未熟な子どもが一緒に過ごすことで事故のリスクも高まる。走り回る子どもと高齢者がぶつかって怪我をしたり、高齢者の薬を子どもが誤飲する可能性があるため、事前にこのようなリスクをスタッフ、高齢者間で想定・認識をし、防止策を準備しておくことが重要だ。このようなリスクにさえ注意すれば、幼老複合施設により、待機児童問題や介護・保育スタッフの働き方における課題も解消され、高齢者も最期の役割を得ることによって、充実した老後を過ごすことができるかもしれない。

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