巨人・原監督、坂本・門脇を同時起用? キャンプラスト実戦後に飛び出た意味深発言は (1/2ページ)
試合後の巨人・原辰徳監督のコメントで、さらに分からなくなってしまった。「開幕スタメンショート」は坂本勇人選手なのか、それとも、新人・門脇誠選手(創価大)が奪い取るのか…。
3月4日、キャンプ最後の実戦が行われた(対韓国サムスン)。球場がざわついたのは、9回。指名打者で出場していた坂本がショートの守備に就き、それまでショートを守っていた門脇がセカンドに回った。
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「今さらだが、門脇の評判が良いです。守備範囲の広さ、肩の強さ、バットでも結果を出し続けています」(地元メディア)
門脇と坂本の二遊間コンビの誕生か? 試合後、原監督は「門脇が今後も二塁を守ることはあるのか」の質問に、
「あるでしょうね。私もセカンドだからね、開幕は」
と、意味シン笑みを返してきた。
原監督は「二塁手」でデビューしている。自身のルーキー時代を引き合いに出し、最終的に三塁手として定着した経緯を取材陣に思い出させた。「セカンドでデビューさせて最終的にショートへ」のストーリーを門脇にも歩ませようとしているのだろうか。
だとすれば、「門脇・坂本の二遊間コンビ」をテストしていくことになりそうだが、それを否定する声も多く聞かれた。
「オプションの一つだと思います。セカンドには吉川尚輝がいます。原監督はチームの牽引役を挙げる時、『岡本とナオキが』という言い方をします。新キャプテンは岡本(和真)ですが、今までなかった副キャプテン職を設け、そこに就いた吉川を外す布陣は考えないでしょう」(プロ野球解説者)
また、原監督は同日に出た坂本の本塁打について聞かれた後、「(門脇と)争わせるとか競わせるとか、そういうのではない」と言い切った。
2人の二遊間コンビがなく、「競わせること」もしないのであれば、「開幕ショート」は坂本で、門脇はベンチスタートとなる。もっとも、原監督は「(坂本が)昨年みたいな成績なら魅力的ではない」とも語っていた。