「リング上も歌っているときもどっちも真剣です!」ジョーカー冬木閣下「歌って暴れるおじさんレスラーの巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (1/2ページ)
関西に生息するアヤシくてオモロい人たちに、大阪出身・京都在住の人気ライター・吉村智樹が直撃インタビュー!
■暴君レスラーのもう一つの顔は人の道を説く低姿勢な歌手!?
「先週の試合で、敵対するヒールレスラーに頭を割られましてね。頭皮がえぐれ、頭蓋骨がむき出しになったんです。8針も縫いましたよ。思わず相手選手に“ハゲたら、どないすんねん!”と怒鳴りました」
まるで、かすり傷であるかのように、事もなげに語るのがプロレスラーのジョーカー冬木閣下。ラリアットの拳が目に入り、一時期は視力を失っていたというから凄絶だ。
とにかく生傷が絶えない。タイガー・ジェット・シンのようにサーベルを振り回しながらリングに上がり、暴れん坊の軍人と異名を取るほど獰猛なファイティングスタイルで大人気の閣下だが、返り討ちにあって大ケガをする日も少なくないのだ。
大阪の団体「プロレスリング紫焔」に所属し、2022年12月に、6人タッグ選手権のチャンピオンとなった閣下。
しかし、王座に輝くまでには、なんと15年もの苦節の歳月を要したという。
「もともと総合格闘技をやっていて、プロレスデビューが遅いんです。初めの頃は若い選手にボコボコにされ、オヤジ狩りに遭うような前座試合ばかりやっていました」
閣下の年齢は「永遠の40代」。実年齢は非公表だが、プロレスの世界ではかなりの高齢。かつては同じ壮年レスラーたちと「シルバーズ」というタッグチームを組んでいたほどだ。
しかし、若手選手の練習台のような立場に、ついに堪忍袋の緒が切れた。「脳みそ揺らしたろか!」の絶叫とともに大逆転。現在のスタイルを確立した。
「相手がひるむほど悪態をつくのが、僕のやり方です。試合が始まると必ず口汚く、ののしります。