現場は医療ミスがおこるレベル!? 若手医師の働き方の実態を現役医師がレポート (3/3ページ)
このオンコールは若手医師ならば、週に2〜3回ある。もちろん土日祝日関係なしだ。
オンコールの時は、通常病院に30分以内に行けるようにするため外出もできない。自宅か病院で過ごすことが多い。
そして問題なのは、オンコールは呼ばれなければ業務として見なされず、オンコール手当なるものは一般的に支給されないことだ。
行動が制限されているのにもかかわらず、なにも対価として支払われないのはいかがと思う。
また、オンコールで夜中や時間外に呼ばれたとしても、次の日の仕事はもちろん通常業務が待っている。いったい若手医師はいつ体と心が休まるのだろうか。
時間外労働時間外労働は、はっきりいって月に100時間を超える時もある。
しかし申請できるのは月に45〜60時間までと決められている病院が多い。
その時間を超えた分に関しては、いくら申請しても却下されるか、超えないように働けと指導されるのだ。
お金のために医師は働いているのではないが、働いた分はきちんと対価として評価されるべきだと思う。
働き方改革を願うばかり特に若手医師は業務がかなり忙しい。もちろん職業柄、自己研鑽すべきことも多いため仕方のない点もあるだろう。
ただ、忙しすぎて判断力が鈍ってしまっている時があるのも事実。最終的には患者の診療内容の質に関わってきてしまう。
医療の最終的な目標は、患者の利益であるのは間違いない。患者のためにも特に若手医師の働き方改革を願うばかりだ。
執筆者:あやたい
医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。
日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。