リリー・フランキー「世相が反映されます」ガラスびんアワード最優秀賞は脱サラクラフトジン

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リリー・フランキー
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 リリー・フランキーが17日都内で開催された「第19回ガラスびんアワード2023授賞式」に出席した。

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 審査委員長を務めたリリーは、総評で「15年くらい審査員をさせていただいて、ことのほかガラスに対する愛情が増しております。ガラスびんアワードには世相が反映されます。コロナもまだこんな状態ですし、戦争だったり、景気が悪いことで質実なデザインが増えている」とデザインの傾向を分析した。

 また、審査員でフリーアナウンサーの富永美樹がセレクトした「ブレンディ」瓶80グラム、「ちょっと贅沢な珈琲店」スペシャル・ブレンド瓶80グラムに「数年前にCMをさせていただいたんですけど、私が選ぼうとしたら富永が小脇に抱えてまして。本当においしくて、契約を切られた後も家ではこれです」と自虐を交えて笑わせた。

 日本ガラスびん協会特別賞の「江戸むらさき ごはんですよ!」には、「以前、三木のり平先生のイラストがCMで流れてました。ミッツ・マングローブと話していて、マスクをするようになってからの(新宿)2丁目あるあるらしいんですけど、メイクしないで鼻の下が伸びて、みんな三木先生みたいになっている」とコロナ禍のこぼれ話を紹介した。

 「単純にガラスに入ってないとイケてないですし、人にプレゼントするにも事足らない」とガラスびんの魅力を語ったリリー。「エコやSDGsにも配慮してますしね。最近SDGsのイベントが多いですが、一番無駄だと思うのがSDGsのイベントでSDGsのTシャツを作ること。日本では1日に53トンの医療ごみができていると言いますので」と世相を風刺していた。

 最優秀賞に輝いたのは株式会社五島つばき蒸溜所の「GOTOGIN」。椿の花でアロマを包むことをイメージしたクラフトジンのボトルで、見て美しく、持って心地よいデザインが評価された。同社の門田クニヒコ代表取締役は、大手酒造メーカーを脱サラし、長崎県五島列島で仲間とともに蒸溜所を立ち上げた。門田氏は、「大切なものを守り続けたいという気持ちを込めました。びんのエメラルドグリーンは蒸溜所の目の前にある海の色を再現しています。ぜひ五島の砂浜を見に来てください」と受賞の喜びを語った。

(取材・文:石河コウヘイ)

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