ガンマ線を見ることができたら、宇宙はどう見えるのか?宇宙望遠鏡の記録を可視化アニメーション (1/4ページ)
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ガンマ線は放射線の一種で、電磁波という光のようなものだ。宇宙では様々な現象や天体からガンマ線が発生しているが、それを肉眼で見ることができたら、宇宙はどう見えるのだろう?
最新の研究で、ガンマ線を可視化した驚くべき世界がアニメーション化されている。
このアニメーションは、NASAの「フェルミガンマ線宇宙望遠鏡」が、地球の低軌道から1年かけて観察した「ガンマ線」の輝きをまとめたもの。
その発生源の多くは「ブレーザー」と呼ばれる、宇宙ジェットの銃口を地球に向けた天体だ。
こうした肉眼では見えない宇宙の光は、神秘的な素粒子「ニュートリノ」の起源などを解明する手がかりでもあるそうだ。
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NASA's Fermi captures dynamic gamma-ray sky in new animation
・宇宙は目に見えない電磁波、ガンマ線であふれている
紫の光が明滅するこのアニメーションは、フェルミガンマ線宇宙望遠鏡が1年(2022年2月から2023年2月)かけて1525個の天体を観察した結果をまとめたものだ。
1フレームは3日に相当し、紫の大きさはガンマ線の明るさを示している。また黄色い円は見かけ上の太陽の動きを表す。
ガンマ線は放射線の一種で電磁波という光のようなものだ。ガンマ線はその中でも最も波長が短くてエネルギーが高い。