「小3女児2人きりの『夏休みの大冒険』が、親としては超心配。こっそり様子を見ていたら、電車の中で中年女性が...」(長野県・40代)

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子供二人では心配で...(画像はイメージ)
子供二人では心配で...(画像はイメージ)

シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Kさん(長野県・40代)

小学3年生の娘と同い年の姪っ子が、2人で「夏休みの大冒険」に出た。

2人きりで特急列車に乗って、名古屋駅を目指すというものだ。

しかし、Kさんはそれがどうしても心配で......。

<Kさんの体験談>

6年ほど前、娘が小3の時。同じ歳の姪と2人で名古屋に住む私の妹の家に、夏休みの大冒険で行くことになりました。

名古屋駅までは特急で一本。到着後は妹家族がホームまで迎えに来ることになってはいたものの、本当に2人きりで行かせるのは心配でした。

「困ったらおばちゃんに言ってね」

そこで私は、同じ車両の死角になる席を取り、こっそり乗っていくことにしました。2人きりで行ったという自信になるよう、娘たちには内緒です。

出発前、娘たちを席まで送ると通路を挟んだ席に50代くらいの女性が座っていました。

「2人きりで行くの? 困ったらおばちゃんに言ってね」

とご親切にも声をかけてくださったので、「実は同じ車両にいます」とは言えないまま、「よろしくお願いします」と伝えました。

名古屋へ向かう特急列車で...(画像はイメージ)

電車は出発し、何事もなく到着するだろうと思っていたのですが、なんと名古屋駅手前で沿線火災があり、運転見合わせになってしまいました。

慌てた私は妹家族に連絡し、名古屋より手前の駅まで迎えにきてもらえるようにお願いしすることに。

その頃、先ほど声をかけてくれた女性は「長くなるかもしれないからおトイレ行くなら今のうちにどうぞ」「おやつたべる?」など、不安がる娘たちに声をかけてくださっていました。

「本当に間違いじゃない?」

そうこうしている間に、次の駅までは進めることになったとアナウンスが入り、私は急いで娘に電話。次の駅で降りるように伝えました。

急な変更に女性は「本当に間違いじゃない?」と、心配してくれていましたが、すぐに到着してしまい、電話をかわってもらったり、直接お礼を言ったりする間も無く、そのままに......。

娘たちは妹家族とすぐに合流。その1時間後、何食わぬ顔で私も合流しました。

「大冒険」は成功したものの(画像はイメージ)

今でもあの女性にしっかりお礼を伝えられなかったこと、無事に大冒険は成功しましたと報告できなかったことが心残りです。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko[a]j-town.net、[a]を@に変更)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)

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