日本人の宴会好きは昔から…平安貴族の風習「焼尾荒鎮」に一条天皇もうんざり (2/3ページ)
この風習が日本にも持ち込まれ、任官試験に合格したり栄転・昇進などの折に派手な宴会が開かれるようになりました。
元はめでたい本人が自発的に開いて周囲への感謝と心づけ(今後ともよろしく、的な)としましたが、時には周囲から要求されることもあったと言います。
「栄転おめでとう。で、ここ(新任先)では俺が顔役なんだけど、上手くやって行きたかったら、まずは相応の挨拶が必要だよな?」
……みたいな。現代日本でも十分にありそうな(残念ながらあるでしょう)、悪しき風習は昔からのようです。
こういう事が起こると、新任の官吏は顔役のご機嫌を取るために人民を搾取するのがお約束。逆に過剰なおもてなしによって周囲を手なずけ、利権としがらみで政治を私物化する者もいたでしょう。まったく堪ったものではありません。
そこで朝廷当局は、焼尾荒鎮に対してしばしば禁令を発したことが『類聚三代略』などに記録されているものの、何だかんだと形を変えながら今日に至ります。