妻が夫にいらだち、夫が妻に嫌気が差す 夫婦の会話がすれ違うワケ (1/2ページ)
「こちらが話していることを夫がわかってくれない。イライラする」
「困っていることがあるようだったので話を聞いて解決法を提案したら妻の機嫌が悪くなった」
夫婦にはこんなコミュニケーション上のすれ違いが少なくない。どちらにも悪気はない。しかし、かみ合わない会話を繰り返すことのストレスは長い目で見ると夫婦関係を損ねてしまうことがある。
■かみ合う会話とすれ違う会話なぜ夫婦の会話はかみ合わないのか。
『夫婦のトリセツ 決定版』(黒川伊保子著、講談社刊)ではこの疑問について、「2つの対話形式の食い違い」で起きると解説している。
人の対話形式は大別すると「問題解決型」と「共感型」の二つがある。
たとえば「いろいろあって、もうやってられない。今日は早く帰る」という時、体を休めたい人(問題解決型)もいれば、心を癒されたい人(共感型)もいる
本書によると共感型同士の対話は以下のようになる。
A「あんなことがあって」
B「あ~、それ、ムカつくよねぇ」
A「ひどいと思わない?」
B「わかる。なにもかもうまく行かない日って、あるんだよね。今日は早く帰って、寝なよ」
対して、問題解決型同士の会話は
A「今日は帰るね。明日早出で挽回するわ」
B「了解。私はこれをやり終えてから帰るね」
A「何かあったら電話して。9時までなら出られるはず」
B「大丈夫、この工程に疑問はない。けど、9時までにこっちの進捗メールしとく」
A「サンキュー。お先」
ことのいきさつを語り、気持ちを共有する共感型と、結論とやるべきことを語る問題解決型。このように、同じ対話の型同士の会話は実にスムーズに進む。もちろん、どちらの型が良くて、どちらがダメということはない。どちらの型も相手のことを考え、尊重している。
■なぜ夫婦の会話はすれ違うのかところが、共感型と問題解決型が話すと、急に会話がかみ合わなくなる。