スリ傷を消毒するのはもう古い? 現役医師が解説 (2/2ページ)
傷口が治るには、体の中からさまざまな成分が傷口に集まってくる。
消毒すればこの成分までなくなってしまう。
たしかに、消毒でバイ菌をやっつけるかもしれない。
しかし、傷を治すのを邪魔するデメリットの方が大きい。
軟膏を塗って絆創膏やガーゼを貼るもし軟膏があれば、きれいになった傷口に軟膏を少し塗る。
ただし、ステロイド入りの軟膏だと傷が治りにくくなるので、ワセリンなどがおすすめだ。
軟膏を塗っておけば、絆創膏を剥がす時に剥がしやすいのだ。
その上から、絆創膏やガーゼを貼って欲しい。
軟膏がなければ、絆創膏やガーゼだけでも問題ない。
ひと昔前の常識は非常識怪我をした時などのスリ傷には、消毒をしてはいけない。
きっちりと水道水で異物を洗い流して、傷を保護するのがおすすめだ。
その後は絆創膏の種類によって1日おきに貼り替えるか、2、3日おきに貼り替えるかする。
このあたりは病院や薬局で相談して欲しい。
ひと昔前の常識は、今では非常識になっていることが多いので注意が必要だ。
執筆者:あやたい
医療制度や医療職・医療現場が抱えるさまざまな問題について考える医師。
日々変わっていく医療現場から生の声や、日常に役立つ医療知識を発信したいという思いで執筆。