長い!恐竜「マメンチサウルス」は15メートルの首をを持っていたことが化石から判明 (3/5ページ)

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こうした巨大生物の一部が化石化して、古生物学者に発見されるのを待っていると思いたいです 長い首は、竜脚類がこのような巨大な体つきになることを可能にした、基本的な体の特徴のひとつだ。

 こんなに長い首のおかげで、その場所に立ったまま、広範囲の草を食べることができる。つまり、あまり労力を使わずに大量の食べ物を摂取することができるということだ。

 長い首は、体の表面積を広げることで、涼しさを保つのにも役立った可能性がある。これは、ゾウが大きな耳で体温を下げているのと同じ原理だ。

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4種のマメンチサウルスのスケール比較。一番大きくて首が長いのがメンチサウルス・シノカナドルムだ / image credit:Steveoc / WIKI commons・首は巨大だが、椎骨が空洞で軽くなっていた
 竜脚類のライフスタイルは、恐竜の歴史の初期に進化して大成功をおさめ、6600万年前に小惑星の衝突によって大量絶滅した最後の日まで続いた。生き残った唯一の恐竜は、現代の鳥類の祖先だ。

 なぜ、竜脚類が自重でつぶれることなく、首も体もあれほど巨大に進化したのか?初めて彼らの化石が発見されて以来、専門家たちをずっと困惑させてきた。

 だが、マメンチサウルスの化石をX線でスキャンしたところ、椎骨が空洞になっていて軽くなっていることがわかった。その容量の3分の2から4分の3が空洞だったのだ。

 同じような骨の特徴は、飛ぶために体重をできるだけ軽くしなくてはならない鳥類にも見られる。
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