竹内涼真が“行き詰まりを感じた俳優人生”で見つけた答え (2/4ページ)
台本に書かれてある内容を、自分なりにどう解釈して演じるのかすごく考えるようになりました。
主人公の響が一番何を求めているのかを、僕なりに台本から毎シーズン抽出しています。それを基に、プロデューサーのみなさんと相談するというのがルーティンになっています。
『きみセカ』(本作の略称)では、主人公が一番欲しいものが毎シーズン変わっていくんです。その目的に向かって響が何をするのか誰も予測がつかないところに、このシリーズならではの面白さがあると僕は思うんです。
いわゆるヒーロー的な存在としてみんなの気持ちを代弁しているというよりも、あくまでも自分が一番欲しいものに貪欲であるからこそ説得力があって、それが物語の軸になっているんじゃないのかなと。
――なるほど。主人公の響がSeason4ではどんな選択をするのか、とても気になります。
Season3の最後で響が恋人の来美を銃で撃つというすごく辛い選択をしましたが、その時の響にはそれ以上に欲しいものがあったからこそ、ああいう選択をしたんだと僕は思っています。
たとえどんなに辛くとも、物語の主人公は、エネルギッシュに何かを追い求め続けていることが大事だと感じたんです。それこそが、僕がこのシリーズを通して学んだことです。
スタッフやキャストのみなさんと何度もコミュニケーションを重ねるなかで、本音を言い合える仲間になれたことが、僕は何よりの財産だと思っています。みなさんと一丸となってこの作品に向き合ってきたご褒美が、このSeason4で頂けたような気がします。
■「演技はうそではない」と証明するためにやったこと
――シリーズを通して台本の読み解き方がより深くなったように、竹内さんのなかで新たな景色が見えてきたことを実感する機会も、これまでにあったのではないでしょうか。ご自身が俳優として大きく変化するきっかけになったのは、どんなことだと思われますか?
僕はすごく運がよくて、デビューしてから色んな作品にめぐり逢わせて頂いて、作品に底上げしてもらいながらなんとかやってこれたのですが、25、26歳くらいの頃に、自分のなかで行き詰まってしまったんです。