槍もトークも一級品!木村昴が演じる渡辺守綱はいつから、誰から「槍半蔵」と呼ばれたのか?【どうする家康】 (2/3ページ)
三里ばかり引退きける由聞せ給ひ。味方一人討るれば数千人が弱みとなるなり。味方を助くるは七度鎗を合せたるよりも勝れりと仰有て。今よりは守綱を鎗半蔵とよぶべしと仰られしなり。……
※『東照宮御実紀附録』巻三「鎗半蔵」
天龍川の迫合(せめあい。合戦)で近藤傳四郎(こんどう でんしろう。諱は不明)が負傷してしまいました。
ちょうどそこへやって来たのが渡辺半蔵。
「おーい半蔵、助けてくれ!」
この時、半蔵は敵の首級を持っていたのですが、惜しげもなく放り捨てて傳四郎を助けました。口は悪いけど、いいヤツですね。
「せっかくの手柄を、すまなんだのぅ」
「いいってことよ。俺様の槍にかかれば、首級の十や二十なんて朝飯前よぉ……ガッハッハ!」
なんて軽口を飛ばしたどうか、二人はえっちらおっちら三里(一里≒4キロ→12キロ)ばかり徳川本陣まで引き揚げて来たのでした。大変だったでしょうね。
この報告を受けた家康は満面の笑みで二人を出迎えます。
「おぉ、傳四郎。心配したが生きておったか。