「80歳」を越えても毎日をいきいきと暮らすための工夫とは (1/2ページ)
年を重ねてもイキイキと健康で毎日を過ごしたいというのは誰もが思うところだろう。
しかし、「80歳」を境にガクッと体が衰えてしまう。いわば「80歳の壁」が存在する。
老年精神科医の和田秀樹氏は、長年この「壁」と向き合い考察をしてきたという。
もちろん、医学的、生物学的な理由も多々ある。だが、和田氏は「80歳」という節目に最大の原因があるのではないかと考えている。
「80歳になったから習い事をやめる」などというように、人生に大きめのコンマをつける。何かをやめると、行動も減る。頭や体を働かせる機会も減り、心身の衰えが加速するということだ。
「食べたいものを食べて、したいことをして、前向きに暮らそう」。これは、ベストセラーとなった『80歳の壁』以来の和田氏の提案だ。そして、『80歳の壁[実践篇] 幸齢者で生きぬく80の工夫』(幻冬舎刊)は、健康長寿を実現するための80の工夫がつづられた実践本。どんなハウツーがあるのか、少しだけのぞいてみよう。
■意識的に暮らしに変化をつけるいつまでも頭が冴えている状態を保つためにはどうすればいいのか。それには、日々同じようなことの繰り返しにならないように、脳を元気づけるために意識的に暮らしに変化をつけることをすすめている。
たとえば、スーパーに行ったとき、「いつもと同じもの」を買いがちだが、少し違うものを買ってみる。いつもはメロンパンだが、違うパンを選んでみる。飴玉も、いつもとは違う味を試してみる。「ふだんと違う」ことにチャレンジしてみるのだ。
日々の暮らしを「スモールチェンジ」する。和田氏が設定する目標は週に2度(1年に100回)だ。失敗もあるかもしれないが、それが脳の「惰眠」を防ぐという。
■「3~5行の日記」を手で書いてみる日記をつける習慣は、脳と体にいい影響をもたらすと和田氏は述べる。日記を書くためには「思い出す」ことが必要になる。それは格好の「想起トレーニング」になるのだという。
「日記に書くことなんてありませんよ」と思う人もいるだろう。