【三方ヶ原合戦】逃げろ家康!迫りくる武田軍を前に、織田信長が見せた意外な気遣い【どうする家康】 (3/4ページ)
いかに武田が強大なれど、一歩も退くまいぞ!」
まぁ、もしかしたら信長もこういう偏屈さを百も承知で、あえて「逃げろ」と言うことで発破をかけた(挑発した?)のかも知れませんね。
「それは立派なお心がけにございますが、されば織田殿へ援軍を求めましょうぞ」
「左様、我らが手勢だけで武田を食い止めるのは、いささか難儀にござれば……」
家臣たちは勧めますが、家康はこれも拒みます。
「何を申すか。たとえ我らが武運尽き果てようと、他人様の兵を借りて戦をするなど性に合わぬ!」
いや、何ですかその変なこだわりは。利用できるものは何でも利用して勝利をつかまねば、戦国乱世を生き抜けません。
これまで織田の遠征に対して、どれだけ援軍を出して来たことか。豊原国周「兄川大合戦」
「いやいや、我らこれまで織田殿に何度援軍を出して来ましたか」
「金ヶ崎に姉川に、その後も出してきたではございませぬか」
「にも関わらず、当家からは今まで一度として援軍を請うたことがございませぬ」
「そもそも織田殿と同盟を結んだは、互いに助け合うためにございましょう」
「もし徳川が滅びれば次は織田家。利害を同じくすればこそ、織田殿にもご助力いただくは道理にござろう」
「左様、何を恥じ入ることがございましょうぞ」
とまぁこんな具合に散々やいやい議論を交わし、家康は信長へ援軍を要請。