プロが教える…お金がザクザク貯まる技!楽にできる節約の秘訣は「生活のムダをなくすこと!」

日刊大衆

画像はイメージです
画像はイメージです

 昨年から本格化した値上げラッシュ。その勢いは、とどまることを知らない。

「帝国データバンクが、食品主要195社を対象にした調査で、6月に3322品目、7月に1884品目の値上げが予定されていると分かりました。これで、今年1月からの値上げ品目数は、累計2万品目を突破する見通しです」(経済誌記者)

 値上げによる家計へのダメージが続く一方で、岸田文雄首相が掲げた“物価高に打ち勝つ賃上げ”は、実現できていない。

「今年の春闘の第4回回答集計で、平均賃上げ率は3.69%になりましたが、総務省が発表した今年3月の消費者物価指数の“生鮮食品を除く総合”も、前年同月比で3.1%上昇。つまり、実質賃金はほとんど上がっていません。また、大企業と違って、賃上げできない中小企業も数多くあります」(前同)

 とはいえ、コツコツ努力する節約は、もうウンザリそんな読者のために、今回は、ちょっとした工夫でお金が貯まる“楽チン節約術”を、プロに伝授してもらった。

 まずは冒頭で述べた食品類の値上げだが、家計に重くのしかかっている。

「ハム、ソーセージなどの加工食品をはじめ、乳製品、調味料、酒類が、すでに値上げしており、さらに、6月にはカップ麺などが再び値上がりする予定です。これにより、2人以上の世帯では、年間2万6000円ほど負担が増すという試算が出ています」(同)

 では、どうすればいいのか。家計見直しに詳しい、ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏は、食品のまとめ買いを推奨する。

「スーパーなどへ行く頻度を減らすことで、“ついで買い”をする頻度が減り、自然に冷蔵庫の中が整理されます。すると、同じ商品をダブらせたり、食品を腐らせてしまったりという、ムダまで減らせます」

■食品のまとめ買いをする際は1週間分を目安に

 ちなみに、食品のまとめ買いをする際は、1週間分を目安にしてほしい。

「週末に冷蔵庫を空にしましょう。その時点で余った食品があれば、それは余分な買い物だったということ。さらに、冷蔵庫の中身を減らせば、冷気の循環がよくなり、節電にもなるので、一石二鳥です」(前同)

 また、買い物に行く途中も油断はできない。手軽に日用品が購入できて、節約の味方になりそうな100円ショップだが、フラッと立ち寄るのはご法度だ。

「経験上、100円ショップの品物が部屋にたくさんある人は、浪費癖があり、貯金できない傾向が見られます。100円ショップは安くて魅力的な商品が多く、ムダ遣いしがちなので、目的がない限りは足を踏み入れないこと」(同)

 最近は100円を超える商品が増えたこともあり、ここ10年間で、100円ショップの一人当たりの購買額は1.6倍になったというデータもある。衝動買いの誘惑に負けないよう、適度に距離を置きたい。
 そして、節約を機に、思い切って現金支払いをやめてしまうのも手だ。

クレジットカードなどのキャッシュレス決済は、現金のような実体がないため、ムダ遣いを誘発すると思われがちです。でも、カード会社『JCB』の調査で、キャッシュレス派の貯蓄額は、現金派より約2.4倍も多いことが判明しました」(長尾氏)

 この点について、経済アナリストの森永卓郎氏は、こう言う。

「カード明細を確認する習慣を身につければ、余計な支出にすぐ気づけます。買い物はもちろん、スマートフォン、サブスクリプションなどの毎月の支払いも、1枚のカードにまとめておけば、家計簿の代わりにもなり、節約面で大きなメリットです」

 さらに、節約アドバイザーの丸山晴美氏は、現金にはない魅力として、キャッシュレス決済につくポイントサービスを挙げた。

「たとえば、『ローソン』の公式アプリには、指定のポイントを、新商品の“お試し引換券”に変換できるサービスがあります。そういったポイントサービスがあるカードを選べば、使えば使うほど得をします」

 5月15日発売の『週刊大衆』5月29日号ではさらにお得な情報が盛りだくさん!

「プロが教える…お金がザクザク貯まる技!楽にできる節約の秘訣は「生活のムダをなくすこと!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、岸田文雄森永卓郎クレジットカードマネーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る