「2022年は日本人留学生の数が対前年で大幅に増加。カナダ留学が1番人気」『一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査』調査レポート2022 (4/7ページ)
1)従来型オフライン留学数が約5倍に増加しオンライン留学数が半減
昨年2022年に多くの留学生受け入れ国においてWithコロナ政策が進み、留学生の積極的な受け入れを行った結果、今回のJAOS統計調査では、昨年、従来型のオフライン留学数を上回っていた海外の教育機関の授業を日本で受講するオンライン留学数が、昨年の8,974人から、4,799人に半減し、従来型のオフライン留学が昨年の6,109人から29,505人と約5倍に増加しました。これには2022年後半に実施された日本政府の水際政策の緩和も大きくプラスに影響しています。特に2022年9月に実施された日本帰国時のPCRテスト陰性証明提出の撤廃により、長期留学だけでなく短期留学も9月以降増加しました。
2)日本人留学先の1位はカナダ、2位アメリカ、3位オーストラリア
従来型のオフライン留学では、カナダへの留学者が1番多く全体の23%に当たる6,772人で、2番目に多かったアメリカの22%、6,512人を上回る結果となりました。これはカナダが他の留学生受け入れ主要国より比較的早く、かつ積極的に留学生を受け入れてきたことに起因します。一方、留学生受け入れ主要国の中では一番開国が遅かったオーストラリアですが、全体の17%、5,042人とし、3番目に日本人留学生が多い国になりました。オーストラリア留学の根強い人気がうかがわれます。そして、4位がイギリス(9.9%、2,934人)、5位がフィリピン(7.3%、2,160人)となっています。尚、オンライン留学ではフィリピン発のオンラインプログラムを利用した日本人学生数が全体の約4割で、2,085人と圧倒的にフィリピンのシェアが高くなっています。
3)長期留学の戻りが早く、短期留学は今後の復活が予想される
オフライン留学先における留学目的別に数字を見ると、3カ月未満の語学留学がコロナ前の2019年(57,550人)比で2022年は約30%(17,669)であったのに比べ、2022年の3ケ月以上の語学留学が2019年比70%(7,003人)、大学学部留学が89%でした。