専門家警鐘!富士山、南海トラフだけじゃない!石川県震度6強は大地震の予兆!次に危ない地域と命を守る5か条

日刊大衆

写真はイメージです
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 ゴールデンウィーク真っ只中の5月5日、石川県能登地方で震度6強を観測する地震が発生した。

「今回の地震のマグニチュード(以下M)は6.5。政府の地震調査委員会は、“能登地方の地震活動は当分続く”と見解を示しており、予断を許さない状況です」(全国紙社会部記者)

 一方で、この能登地方を襲った地震が、さらなる巨大地震の前兆であるという見方もある。地震学者で、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、「現段階で関連は分からない」と前置きしつつも、こう分析する。

「1925年5月の但馬地震(兵庫県北部、M6.8)、27年3月の北丹後地震(京都府丹後半島北部、M7.3)は、44年と46年に起きた前回の南海トラフ地震の前兆と言えます。今回の地震も、“南海トラフ地震や首都直下型地震の前兆”となる可能性があります」

 約320年前には、首都直下型地震、南海トラフ地震、そして富士山噴火が連動したこともあり、不安は尽きない。

 また、地震調査委員会は、1月に南海トラフにおいて今後20年以内にM8~9級の地震が発生する確率を、「60%程度」に引き上げたばかり。一方で、「発生確率などの数字だけで判断するのも危険。能登地方は、M6以上の地震が発生する確率は低い地域といわれていました。ただ、同地域では数年前から地震活動が活発化していたんです」(防災関係者)

 その観点から、今後、危険とされるのが「青森県東方沖及び岩手県沖北部」と「茨城県沖」だ。

「青森県東方沖のプレート間巨大地震は、約100年周期で起きています。前回は68年5月ですが、今年に入りM5.5以上の地震が2度も発生しており、周期が早まる可能性も。茨城県沖でも、21年頃から群発地震が起きているのが気になるところです」(前同)

 巨大地震は、いつ起きてもおかしくないのだ。

 そこで、地震が起きた際の「命を守る5か条」を、災害危機管理アドバイザーの和田隆正氏に指南してもらった。

「まず、地震に強い家なのか見極めてください。1981年以前に建てられた家屋は、耐震性が極端に落ちるので要注意です。そして、過去の地震災害の被災場所は圧倒的に寝室が多いので、その安全を確保することが重要。重量のある家具には固定具をつけ、もし倒れても自分に向かって倒れない位置に移動させましょう」

 一方、地震発生後は、どつことをオススメします」(前出の和田氏)

 地震発生時は情報収集が要になる。ラジオはもちろん、「スマホアプリの『Yahoo!防災速報』などで、最新情報をチェックしてください」(前同)とのこと。自分の身は自分で守るしかない。

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