マウントを取らない・取られない「コミュ力強者」がやっていること (1/2ページ)
欲しくもないものなのに、セールスを断り切れずに買ってしまう。
相手に強気に出られると言いたいことを言えなくなってしまう。頼まれると嫌と言えない。
対人関係でどうしても相手より下に立ってしまうことに悩む人は多いし、誰しもがこんな経験を一つや二つは持っているはず。一方で、誰に対しても自分の意見を言えて、嫌なことは断り、かといって他人にマウントを取ったり誰かと衝突することがない人もいる。
なぜこんなことが可能なのか。性格なのか、それとも能力なのか。
■コミュニケーション上手は会話の始め方が違う『頭のいい人の対人関係 誰とでも対等な関係を築く交渉術』(犬塚壮志著、サンクチュアリ出版)は、人より上にも下にも立たず、誰とでもフラットな関係を築ける人がやっていることについて明かす。こうしたことを策略的にやっている人もいれば、自然にできてしまう人もいる。ただ、人間関係構築に長けた人には共通してやっていることがあるのだ。
たとえば新しい人間関係を作る時に、コミュニケーションが上手な人はまず初めに自分が受け入れられやすい空気を作ってしまう。これはどんな人間関係を作る上でも重要であり、特に交渉事では有利にはたらく。
「イエスセット話法」というものがある。これは相手が絶対に「イエス」と言ってしまいそうな気軽な質問を数回行うというもの。こうすることで本当に言いたいことや、提案したいことに対して相手が「イエス」と言いやすい肯定的な空気ができる。
「気軽な質問」については深く考える必要はない。飲み会であまり話したことがない人が隣になってしまったら「この唐揚げおいしいですね」でもいいし、顧客データの一元化ができるツールを営業したいのであれば、「データを探す時間って無駄じゃないですか?」でいい。どちらも、相手は「イエス」と答えるはずだ。
同時に、自分から相手を「好き」だと言うことも有効だ。
「好き」の表現は様々である。