植物は何かが触れたり、離れたりした瞬間を感じ取ることができる (1/4ページ)

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植物は何かが触れたり、離れたりした瞬間を感じ取ることができる
植物は何かが触れたり、離れたりした瞬間を感じ取ることができる

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 植物には神経はない。だが何かが触れれば、それをしっかり感じ取る能力があるという。しかも触られた瞬間と、離れた瞬間まで区別しているのだ。

 『Nature Plants』(2023年5月15日)に掲載された研究によると、極細のガラス棒で植物に触れてみると、触れたときと離したときでは内部に異なるシグナルが発生していることが明らかとなった。

 その触覚は動物とはまるで違うがとても繊細なものだ。

 だが、なぜ植物にはそんな細やかな触覚があるのだろう? それを調べれば、ただじっとしていると思われた植物が、意外にも活発な生き物であることが見えてくる。

・植物の細胞は触れられたり離されたことを感じ取ることができる
 植物に触覚はあるのか?植物にわずかな刺激を与えたとき、どう反応するのか?

 ワシントン州立大学の研究チームは、体が動かず、口も利けない植物の反応を調べるために、植物の遺伝子を操作して、細胞内のカルシウムの流れを直接観察できるようにした。この技術を「カルシウムセンサー」という。

 実際に調べられたのはアブラナ科の「シロイヌナズナ」とナス科の「タバコ」だ。
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