銀行強盗犯はかつての隣人だった!偶然そこに居合わせた男性が抱きしめることで犯罪を阻止
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アメリカ・カリフォルニア州で、銀行強盗が行われようとしていた。緊迫した状況の中、偶然そこに居合わせた顧客の男性が、男の話を聞き、抱きしめることで犯罪を未然に防いだ。
その男性は、強盗をもくろむこの男のことをかすかに記憶していた。男は、20年以上も前に同じマンションに住んでいた隣人だったのだ。
男性の機転の利いた勇気ある行動と親切心のおかげで、幸いにも職員や他の顧客が怪我をすることはなかったという。
その男は銃をもっていると脅したが、武器は一切もっておらず、極度の失望から突発的に犯行に及んだようだ。
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Bank customer stops robbery with a hug・銀行強盗をもくろむ男は昔棲んでいたマンションの隣人だった
5月29日、カリフォルニア州ウッドランドの銀行「バンク・オブ・ザ・ウェスト」で、小切手を預け入れるため列に並んでいたマイケル・アーマス・シニアさん(69歳)は、カウンター越しに1人の男が不審な行動をしていることに気付いた。
後に身元が判明した、エドゥアルド・プラセンシア容疑者(43)は、カウンターの窓口で対応する女性職員に、「銃を持っている」と脅して現金を要求するメモを渡していた。
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マイケルさんが見たところ、シャツの襟元を顔まで上げて隠すようにしていたエドゥアルドは、動揺しながらどこか落ち込んでいるような様子だったという。
その時、ふとマイケルさんは目の前で銀行強盗をしようとしているエドゥアルドが、20年以上前に住んでいたマンションの隣人で、娘の友人だった人物であることを思い出した。
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・男を落ち着かせて話を聞き、抱きしめて外に連れ出す
「自分が、今この場にいるのには意味がある」そう思ったマイケルさんは、一歩踏み出してエドゥアルドに近付いた。
本当に銃を持っているかもしれないエドゥアルドに襲われる危険を覚悟しながらも、マイケルさんはエドゥアルドに話しかけた。
マイケルさんは、とにかくエドゥアルドを落ち着かせようとし、その後やさしく尋ねた。
なぜ、銀行強盗をしようとしてるんだい?仕事でも失ったのか?すると、エドゥアルドはマイケルさんにこのように答え、泣き始めたという。
この町は私にとって何もない。何もないんだ。ただ、刑務所に行きたいだけだ。マイケルさんは、エドゥアルドに外へ出ようと提案して連れ出すと、やさしく抱きしめた。・警察はマイケルさんの勇気ある行動と対応を称賛
予期せぬ対応を受けたエドゥアルドは、再び店内に入って強盗を試みることも、マイケルさんに抵抗することもせず、おとなしくなった。
マイケルさんの機転の利いた、かつ思いやりのある行為が、未然に銀行強盗を防いだのだ。
銀行の外には、職員の通報によって駆け付けてきた地元警察の武装警官らがいて、エドゥアルドはそのまま逮捕され、強盗未遂の罪で起訴された。
銀行職員に、銃を所持していると脅したエドゥアルドだが、その後の調べでなんの武器も所持していなかったことが判明した。
マイケルさんの誠意ある言葉が功を奏し、容疑者は考えを変えて銀行を去った。警察は「変化をもたらす、正しいメッセージを伝えることができたマイケルさんの勇気と親切を称賛したい」と声明で述べた。
後日、メディアの取材に応じたマイケルさんは、次のように語った。
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'It was meant for me to be here': Customer talks man out of robbing bank in Woodland
私は、ドアのところで男性にハグをしたんです。そしたら彼は泣き始めました。適切なタイミングであの状況に居合わせたということは、偶然ではないと思います。マイケルさんは、エドゥアルドが刑務所に収容されたら、会いにいくつもりだと話している。
ほんの少しの勇気や思いやりがあれば、誰かを救うことができるんだと感じました。愛を示すことで大きな違いを生むのかもしれません。
追記:(2023/06/03)本文を一部訂正して再送します。
References:California man stops bank robbery by talking to the suspect. It was his former neighbor./ written by Scarlet / edited by parumo
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