瀬名・信康と対立する五徳。悲劇「築山殿事件」を招いた信長への告げ口がこちら【どうする家康】 (4/5ページ)

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忠次に事の次第を尋ねる信長(イメージ)歌川芳員筆

信長も、父親として娘の身が案じられてなりません。が、古来「一方聞いて沙汰するな」とはよく言ったもの。

そこで信長は、徳川家臣団の中でも日ごろから親しくしている酒井忠次(演:大森南朋)に尋ねました。

「これこれしかじかの書状が届いたのじゃが、果たしてまことじゃろうか?」

忠次は「それらの件については、それがしも承知しておりますが、浮足立ってはなりませぬ(某も一々承りぬる事どもなり敢て浮たる事にあらず)」と回答します。

デマに踊らされてはならない。あるいは「何を今さら慌てておいでか。もう皆とっくに知っていますぞ」というニュアンスだったのでしょうか。

「仕方あるまい。ただちに両名を処刑するよう、徳川殿へお伝えせよ(此うへは力なし速やかに失はるべき旨徳川殿に申べし)」

どうやら信長は忠次の微妙な回答をもってクロ(武田と通じている)と判断したようです。

かくして伝言を受けた徳川家康(演:松本潤)は天正7年(1579年)8月29日に瀬名を処刑。続いて9月15日に信康へ切腹を命じたのでした。

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