【朝ドラらんまん】要潤演じる田邊彰久のモデル!東京大学理学部の初代教授・矢田部良吉の生涯② (2/5ページ)
生涯をかけた、植物学との出会い
良吉が入学したコーネル大学は、世界有数の名門大学です。
現代ではノーベル賞において、全ての部門で受賞者を輩出。世界でも最高水準の教育と研究を行う学術機関となっています。
良吉は日本人で初めてとなる、コーネル大学への入学者となったのでした。
入学してからの良吉は、語学だけでなく歴史学や数学、自然科学を学んでいくのです。
特に得意としていたのが数学だったようで、実際に明治7(1874)年ごろ受講した、良吉による数学の受講ノートが残されています。
数多くの学問に触れる中、特に良吉が心惹かれたのが植物学という学問でした。
明治8(1875)年ごろ、良吉はコーネル大学で「植物生理学」を受講。初めて植物学に触れ、生涯の学問としていきます。
良吉は大学での講義だけに飽き足らず、臨海実験所でのサマースクールにも参加。卒業論文のテーマには「東海岸の海藻」を選ぶほどでした。
しかも在籍中の良吉は、学業でも優秀な成績を修めたと伝わります。
明治9(1876)年、卒業祝賀会で良吉は「エッセイスト」に選抜。作文に優れた者として認識されていたようです。